光華がわかる!連載マガジン Vol.2

2022.05.18

子どもをのびのび育む「寄り添い」の教育。

vol.2

本校の教員は、子どもたちが学習面・生活面ともにのびのびと学校生活を楽しめるよう、その思いや考えを尊重するよう心がけています。

今回は、教科担任制、算数の習熟度別授業、教員の見守り体制という3つのトピックから、本校の教育サポートについてご紹介します。

教科担任制で子どもの好奇心をアシスト。

子どもたちの「なぜ?」という好奇心「もっと知りたい!」「上手くなりたい!」という向上心に、専門的な知識を持った教員が応えられるよう、本校では一部の教科に教科担任制を導入しています。高学年から導入される公立小学校と比べて、早期から行われるのが特徴です。

専門教員は複数の学年の授業を受け持つため、各学年の指導内容だけではなく科目全体をよく理解しています。特に学びの積み重ねが必要となる科目では、子どもたちがスムーズに高次な内容を理解できるよう、他学年の授業内容と関連させた授業を行っています。

それぞれのペースで学ぶからわかる算数。

個々の理解に差が出やすく、つまずきやすい算数の授業では習熟度別の授業を導入。基礎コース(約15名)と、発展コース(約25名)に分かれ、一人ひとりの習熟度や興味・関心に合わせて授業を進めています。新しい単元に入る前にテストを実施し、これから学習する内容について「どれだけ理解しているか」「どれだけ知識を持っているか」を測定。その結果を受けて、子どもたち自身がコースを選択します。例えば、ある児童は「難しそうな内容なので、自分のペースで学習したい」と基礎コースを選択しています。基礎コースでは、主担当教員と補助教員の2名体制で子どもの「わからない」を常にフォローしています。一方、発展コースでは、中学受験を見据えた応用問題にも取り組みます。自分の理解度をわかった上で授業に臨むことで、前向きに学ぶ意欲が湧くのです。

子どもの個性に合わせた見守り。

光華小学校は、教員一人当たりの児童が22名と、一人ひとりに目が行き届く環境です。子どもたちの顔を毎日見ていると「家でけんかしてきたのかな?」「勉強が忙しくて睡眠不足なのかな?」など、子どもの抱える悩みにすぐに気づくことができます。

子どもたちと教員の絆は、授業内でのやりとりの他、休み時間に一緒に遊んだり、クラブ活動で間近に接する中でも育まれます。困っているときに適切なサポートができるよう、子どもたち一人ひとりの個性を把握した上で常に気を配っています。

時に保護者のような存在として。時に一番の友だちとして。

子どもたちが健やかな心身を育めるよう、教員一同は日々成長を見守っています。